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2003.09.14

9.14 ゼロワン・札幌テイセンホール観戦記

 やしちと数年ぶりの男子プロレス生観戦に行ってきました。
 観戦したゼロワンは、新日本プロレスを飛び出した橋本真也が創立した団体。元柔道家の小川直也が参戦し、インディーズ系の選手、怪しい外国人選手も観られる、と通好みのごった煮的なイメージがあります。

 開始直前の15時に会場入り。一番安い席は売り切れていたので4000円のチケットを購入しました。これが北側7列目、段の一番前と大変に良いポジション。カードも、全日本の小島聡がメインに出るし、小川も出ています。藤原組長や金村キンタローの名前があるのが、意外でうれしいところ。
 そんな期待感を共有したファンがリングを見つめる中、いよいよ興業が……始まらない。
 なにかバタバタした雰囲気の後、第0試合として練習生アカシタイガのデビュー戦が行われました。相手は横井宏孝。北海道岩見沢市出身の総合格闘系レスラー、というのもパンフレットで知りました。後ろの席に座っていた女の子二人組が「えー、横井さんがやるんだぁ♪」と喋っていたのがなんとも濃い感じです。
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 明石選手は大柄で、豪快なチョップがよろしいのではないでしょうか。最後は横井の胴締めスリーパーでレフェリーストップされていました。

 しかし、入場時には横井選手もテーマ曲が流れなかったし、対戦表にも書かれていなかったし、この試合は組まれる予定だったのか。なにか裏であったのだろうか。謎を残しつつ興業開始。

 第1試合
 ○石狩太一 VS 高橋冬樹● (8分14秒 4の字ジャックナイフ固め) 北海道石狩市出身の石狩選手(全日本プロレス所属)。デビュー時には北海道新聞に小さな記事が載った記憶もあります。キャリアで勝る高橋を押さえ込んでのフォール勝ち。喜びを爆発させてました。清々しいほどの若手っぷりです。

 第2試合
 ●葛西純 VS テングカイザー○ (6分46秒 テングトルネード→片エビ固め)
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 お猿キャラで笑わせつつ、ハードなデスマッチもこなす葛西は女性客からバナナの束をプレゼントされるほど会場人気も高い。楽しげにテングのベルトを奪い、細かな反則を繰り返していました。テングは無口キャラを設定しているらしい。体格が良くて、きりもみ式プレスをできるということだけが印象に残りました。

第3試合
 日高郁人、黒田哲広、○金村キンタロー VS ヴァンサック・アシッド●、ホミサイド
、スティーブ・コリノ
(15分05秒 サンダーファイヤーパワーボム→片エビ固め)
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 金村組のテーマ曲が流れると観客がいっせいに入場口に注目、応援のノボリ旗も立つ中、ブリブラダンスを踊りながら3人が入場してきました。
 一方の外国人3人組も、アピールたっぷり。よく喋り、観客からの声を引き出すのも慣れたものです。
 この日、一番楽しませてくれた試合でした。あざといけど盛り上げるコツを知っている人たちですね。

 第4試合
 ●佐々木義人 VS 藤原喜明○ (5分18秒 ワキ固め)
 「ワルキューレの騎行」が鳴り響き、“組長”藤原喜明の入場。札幌とは縁の深い組長だけに歓声も高まります。相手の佐々木義人は組長の存在に呑まれないように胸を張るあたり、正統派な若手ぽいです。試合は組長らしい胸の貸しっぷりで、最後はきっちり脇固め。

 第5試合
 ●星川尚浩、坂田亘 VS 高岩竜一、横井宏考○
 (14分30秒 スリーパーホールド)
 今度は「カルミナ・ブラーナ」のアレンジ版が大音響で流れ……やかましいっ!! 耳をつんざく轟音に思わず耳を押さえてしまいました。こんなことで耳を壊してしまったら仕事になりません。わたしの他にも年配の方や子どもが耳をかばっていました。やってる方は慣れてるんだろうけど、もうちょっと抑えて欲しいなぁ。

 ここでようやく休憩。

 第6試合
 田中将斗、○大谷晋二郎 VS キング・アダモ●、キング・ダバダ
(13分55秒 キングコブラホールド)
 「炎武連夢」と書いてエンブレムと読ませるかなり族っぽい名前、大谷と田中が組んだときのタッグチーム名です。
 知っている人は知っている「帰ってきたウルトラマン」の防衛隊のテーマが「ワンダバダ」と流れます。
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ダバダの入場テーマらしい。「アダモっちゃん!」と声がかかると、思わず「ハイッ!」とポーズを決めるアダモ、後ろから見ると背中の垂れっぷりが素晴らしいダバダ。このタッグと当たると、さすがの炎武連夢も存在感がかすみます。うむ、この外国人選手の怪しさはやはり魅力的です。

 第7試合
 ●藤井克久、小川直也 VS ジェイソン・ザ・レジェンド○、ザ・プレデター
(14分14秒 13ドライバー→エビ固め)
 ポイントとなる大会のみ出場の小川直也選手が登場、カメラもカメラ付きケータイも一斉に彼を追います。わたしもだけど、カメラを持った観客が増えたなぁ。
 しかし、ジェイソンとプレデターの入場には、そんな隙はありません。チェーンソーを、鎖を手に暴れながら観客席を駆け回る彼らから悲鳴を上げて逃げまどうのが、正しい楽しみ方というものでって、ぎゃー、目の前に来たっ。
 選手がリング上に揃った頃に、観客の女の子が一人、頭を押さえてスタッフに連れて行かれました。逃げ損なってぶつかったか、転んだのでしょう。ちなみに、プロレスのチケットには「場内で観戦中の負傷については応急処置はいたしますが、その後の責任は負いません。」と明記されています。気を付けましょう。

 第8試合
 ●佐藤耕平、橋本真也 VS 嵐、小島聡○
(18分41秒 ラリアット→片エビ固め)
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 メインです。入場時の「ハッシモトッ」コールはさすがに素晴らしい。場内からはチビッコの声で「橋本、がんばれーっ」と応援が飛んでいました。
 しかし、この試合中の橋本は妙に不機嫌。セコンドにいた葛西を蹴ったりしてました。後ろの濃い女の子たちが「え、葛西を蹴ったの? しっつれいしちゃう!」とプンスカしてました。
 あおりを喰らったのは相手の嵐選手。DDTで脳天を叩き付けられたままフロントチョークに捕らえられ一時失神。その後もしばらくどこか焦点が合ってない感じでした。
 チビッコの前でそんな荒れたところを見せていいのか。やはり興業の裏側で何かあったのだろうか、と邪推をしているうちに佐藤が捕まり、小島のラリアットでフォールを奪われました。

 最後は小島とエールに近いマイクアピールを交換した後、橋本から観客にご挨拶。
 恒例となっているらしい「3、2、1、ゼロワン!」で締めました。
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 確かに盛りだくさんでお腹一杯となるボリュームでした。でも、メニューを見たときに、ここの濃い観客層が期待するものには勝らなかった、というのが正直な感想。本当にプロレスが好きで来ている観客に恵まれているのだから、もっと裏切って欲しかったです。

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