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2005.02.16

太陽に噛みつくな。

ここしばらく通勤用バッグが重たかった。なにしろ、500ページ以上もある単行本を持ち歩いていたのですから。
先日、bk1で買ったタニス・リーの「鏡の森」「バイティング・ザ・サン」を続けて読みました。
「バイティング・ザ・サン」は、疑似ロボット(アンドロイド)に完全に奉仕されている、未来の物語。
人は永遠の命を持ち、飽きるまで生きることができる世界です。
永い人生の初期には、「ジャング」と呼ばれる半世紀以上もの期間があり、その中にある若者たちはひたすら刹那的に、快楽と刺激を消費します。
30日以内に身体を変えてはいけない、というルールがあるために、新しい身体目当てにあっさりと“自殺”するのが日常。髪、瞳、肌の色はもちろん、性別だって自在にデザインして、新しい身体に生まれ変わるのです。なんだか、この当たりは今どきのケータイ市場に通じるものを感じます。最新機種に手軽に変更したいがために、解約してから新規加入したりとか。
'70年代の作品なので、今となっては目新しくないSFかもしれないけど、リー流の味付けが楽しめます。エキセントリックな女性を描くのが巧いんだなぁ。

バイティング・ザ・サン
タニス・リー著・環早苗訳

出版社 産業編集センター
発売日 2004.02
価格  ¥ 1,344(¥ 1,280)
ISBN  4916199588

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