ジェネレーションギャップというか。
わりと落ち着いた電話待機中、ブースの前に懐かしい地図があることに気が付きました。
小学校の社会科で使うような地図の本。
けっこう古びてます。
どうも、以前会社にいた子が何かの資料に持ってきたものらしい。
いつ頃のだろう…?
と、巻末の世界地図を見ると、ソビエト連邦が載っていた。
思わず隣で待機していた子に話しかける。(※本当は私語禁止の職場です)
「ほらほら、こんな古い地図あるよ。まだソビエト連邦だってさ」
「あー、そうですか」
「ソ連があった頃だから、何年ぐらい前だろ。わ、昭和63年発行かぁ。わたしが使っていたのと同じぐらいだ」
「え、ソレンって、ソビエト連邦だったんですか?」
「あぁっ?!」
なんと、彼女はソレンがソ連、ソビエト連邦の略だということを、たった今気付いたらしい。
「ソビエト連邦の略がソ連だよっ?! 今のロシアとかだよ。それはわかってるよね?」
「あ、ロシアがソビエトなんですかー」
「………や、ソビエト連邦がバラバラになって、一番大きいのがロシアなんだけどね。他にも色々あるけどね」
「それって、最近でしたっけ?」
「い、いや、けっこう昔だよ」
「何百年ぐらいか前ですか?」
「……!!」
この時の驚愕をなんと言ったら良いか。
「いや…それからしたら最近だよ、うん」
「ベルリンの壁が崩れたのと同じくらいですか?」
「まぁ、その頃ぐらいかな、たしか…(うろ覚え)」
「わたし、ベルリンの壁が崩れた年に生まれたんですよ」
「……!!」
そんな社会人2年生の子といっしょに仕事してます。
もうすぐ平成生まれの子といっしょに仕事します。
一回り下なんて、もう全然平気ですよ、ええ。
でも、これはジェネレーションギャップとか、学歴とかの問題じゃないですよねぇ。
かなり衝撃を受けた一時でした。
しかし、なぜあんな古い地図があったのかは謎のままです。
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コメント
キミは何を見ても驚く赤ん坊を、羨ましく思うだろう(by かまやつひろし)。取っても取っても増えていくのが「歳」っつーかね。
そんな子には、このページで「ベルリンの壁が崩壊する『過程』」を教えてあげるといいさね。「ほおら、ベルリンの壁はこうしてグダグダに崩れたんだよ!」ってね。
□「世界飛び地領土研究会」より、西ベルリン
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/euro/berlin.html
投稿: 高倉仮面 | 2007.04.14 18:21
あっはははは。
今の若い人にとって、共産主義の脅威は歴史の授業のヒトコマに過ぎないんですね~。
しかし、『何百年ぐらいか前』はねーだろオイ!(爆笑)
こういう人にとって北朝鮮や中国はどのように映っているんでしょうかねぇ…。
投稿: @闘吏 | 2007.04.14 21:01
>高倉仮面さん
うむ、わたしもあらためてウィキペディアなど見てきたのです。
偉そうに語れるほどよく知らないですし。
しかし、本当にグダグダな。当時は良く分かってなかったです。
>@闘吏さん
もうね、授業で聞いてたのかすら怪しいですけどね。
「何百年か前?」って言われた時は、一瞬ベルばらが脳裏をよぎりました。
まぁ、わたしもその子の年頃には中華人民共和国と中華民国との違いが分からなかったりしたのです。
投稿: うらべっち | 2007.04.14 22:59
ウケルなぁ。私もあまり歴史は知ってる方じゃないけど
その子よりはマシのような気がするよぅ。
ってか、あの職場私語禁止だったねそういえば。
私はいつも隣の人に話しかけて笑わせてたからなぁ・・・
仕舞いにゃ隣に座ってる対応中の子の目の前に、
指に顔を描いたものを突き出してやって
彼女が肩を震わせながら対応していたのを思い出すなぁ。
投稿: サロメ | 2007.04.15 10:05
いちおう私語禁止だけど、あまりに暇な受信待ち中は守ってないよ。
むしろ上司が話しかけてくるし。
わたしも指にインカムマイクのカバーをかぶせて、トルコの軍人風な顔書いて笑わしたこと有り。考える事が似ているね。
投稿: うらべっち | 2007.04.15 13:30