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2009.12.23

あれから一カ月。

早いもので、母子ともに引きこもっているうちに1ヵ月が経ちました。
やしちの休みとのタイミングの都合もあって、まだマイ実家にいます。ね、年内には帰れるかな。
年賀状も持ってきたノートPCで作成中。息子は膝の上だとよく寝てくれるので、体育座りした膝の上に寝かせて作業してます。

産まれたばかりの時の息子は、「うぉ、イキモノだ!」って感じでしたが、日に日にヒトの子らしくなってきてます。
身長も体重もめきめきと増量し、首のお肉の段々が深すぎて沐浴時に奥まで洗うのが大変。
空腹な時は相変わらずケモノになってかぶりつくので、乳房にひっかき傷がよくできます。マンガで書いたら瞳がグルグルしていそう。まだ100%完母とはいかないけど、まぁまぁ太刀打ちできるようになってきました。

以下、一カ月前の出産時のドキュメント。長文注意。

前日の11月22日。よく動くお腹に向かって、
「今日はお父さんが夜に遠くの町に出かけちゃうんだよ。明日なら祝日だし、結婚記念日といっしょだから、お母さんが仕事していてもお祝いしやすいよ。それに、今日産まれると本によって蠍座だったり射手座だったりしてややこしいけど、明日なら確実に射手座だし、産まれるなら明日以降がいいよ!」
と言い聞かせてた。
でも、まだ予定日まで10日ほどあるし、と、日中はやしちとベビー用品や入院グッズの最後の買い足しなんぞしてた。

23日になった夜中、それまで便秘がちになってたわたしにしては、やたらにトイレと仲良しに。
そして深夜2時半、何度目かのトイレから戻って布団に入り、温まろうとしたら身体の下の方で「ぱしゃ!」という音とお湯のあふれたような感触。これが破水?!
まずやしちを起こし、病院にTEL。たぶん破水だろうということで、入院グッズを持ってすぐ来て下さいとのこと。
やしちに準備を手伝って貰いつつ、仕事で管理していたメールアドレスを、あらかじめ頼んでいた先輩のアドレスに転送する設定しメールでお知らせ。
破水から30分後、買ったばかりの入院グッズを詰め込んで、いざ病院へ。この時にメールでブログにも一報を送った。

病院に着いたら助産師さんがチェックし、やはり破水と確認。まだ陣痛がおきてないので、今日明日中の出産になるとのこと。特に今日は祝日なので、無理に促進することはせず、明日になっても陣痛が無いようなら促進剤を入れることもあります、と説明された。破水してからもけっこう時間かかって良いのね。祝日だからっていうのは、たぶん普通の外来が休みだからスタッフの方も少ないのだと想像。
やしちも元々が出勤予定でやはり祝日の為に急な差し替えがきかないので、朝まで付き添って、わたしの実家に連絡をしてから出かけていった。

が、その後、急に陣痛が進む。朝食が出たので食べようと起きると痛くて食べられず。でも食べないと保たないからと、休み休み一口ずつ食べた。こんなに痛い食事は初めてだとか思いつつ。
陣痛室、という恐ろしい名前の部屋で、1人でうなっていると母からメール。
「日中に様子を見に行きますね」と、ゆったりした文面。
すでに子宮口も7割くらいまで開いていて陣痛も3分おきくらいになっていたわたしは、痛くない時に必死でメール返信。
おもったよりはやい
漢字変換するゆとりもなく。送信後に「はやいって、何が?って思うよなー」と思ったけど、追加することもできず。
10時頃に父母が到着した頃には、過呼吸でビニール袋をスーハーしながら耐えていた。
この後、母は4時間もわたしの腰をさすり続けてくれた。

どうやら普通の胎児は出てくる時にうつぶせになっているところを、息子はあおむけになっていた為に、途中でつかえてしまったらしい。
子宮口も9割くらいまで開いて、陣痛の間隔もかなり短くなって早く分娩台に行きたかったのに、そこからが長い長い。
助産師さんがチェックする度「だいぶ降りてきたよ、でもあとちょっとね」の言葉が繰り返される。先の見えなさに泣きたい気分。

ようやっと分娩台に進んだのが14時頃。ここからも大変だったけど、ゴールが近いと思えたから頑張れた。
ベテランの助産師さんと1対1でしばらく頑張る。
でも、やはりつっかえているところから先に進みが遅くて、45分経ったところで医師と他の助産師さんたちが集まってきた。
それからはお腹を押す人、吸引の機械を操作する人、取り出す人、わたしの汗を拭いたり水分を飲ませてくれる人、と「みんながんばれ」な光景。
途中、いきんでいる時にわけがわからなくなって、「ここどこ?」な状態になったのが自分でもおかしかった。
PM15:10、ようやく出たっ!
それから産声が上がるまでの数秒が長く感じる。元気の良い泣き声にホッとする。
処置されて計測などをされている息子を眺めながら、ああ、本当にこんなヒトの子がわたしの中にいたんだ、と実感。
その後、カンガルーケアで裸のまま、わたしの胸の上に乗っけられた。ミイミイ鳴く小さな生き物。わたしの息子。やっぱりちょっと泣けた。

分娩室から陣痛室に戻り、父母と息子と4人でしばし休憩。
食べられなかった昼食や3時のおやつもとっておいてもらってたのを、少しずつ食べる。クタクタだけど、お腹空いてた。

夕方、病室へ移った頃、18時過ぎに仕事帰りの弟、そして父になったやしちが来た。
息子を両手に抱いて、やしちが言った挨拶。
えっと、一番最後に来ちゃったけど、君にとって一番血が近い者の1人です
って。なにそのもってまわった表現!? 素直に「君のパパだよ」って言えば6字で済むのに。

父母と弟が帰ってから、しばらく親子3人でしみじみ。
その時に撮った写真が、あの「指と指と手」だった。

あれから一カ月。
ついさっき息子はわたしの腕の中で、茹でダコみたいに真っ赤になって、キューキュー鳴きながらもだえたあげくに、「ぶばっ!」と勢いよくウンチを噴出して、すっきりした顔をして眠っている。
よく飲んで、よく出して、よく眠って、よく泣いている。
このまますくすくと育ってくれますように。

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コメント

毎日お疲れかとは思いますが母子ともにお元気そうで何よりです。
一通りお話は伺っていたものの改めて文字で読むと人間って(産むほうも生まれるほうも)本当にすごいですね…。
そして何より旦那様の最初のご挨拶(笑)!
なんだか私までほのぼのした気分になりましたhappy01
札幌はだいぶつるつる路面になってきましたのでお帰りの際は足元にご注意くださいね♪

投稿: ハルカ | 2009.12.24 01:11

>ハルカちゃん
本当、お互いに大仕事だよね。できることなら産まれる側の感想も聞きたいわ。
意表を突かれるやしち語録は色々とあるのだけど、息子もその血を受け継ぐかどうか。しゃべれるようになったら面白いだろうねぇ。
ハルカちゃんも通勤など大変になったろうけど、気を付けてね!

投稿: うらべっち | 2009.12.24 11:22

>「えっと、一番最後に来ちゃったけど、君にとって一番血が近い者の1人です」

…何とコメントすればいいのか、本当に困るw
…どこから突っ込めばいいのか、本当に迷うw

1ヶ月経過、おめでとうございます。
良い新年を迎えられればいいですね。

投稿: @闘吏 | 2009.12.24 22:39

休憩室よりこんにちは!
母子ともに元気で何よりどす。
昨日はちょうど一歳になる赤ちゃんにあってきました。
笑うと笑い返してくれるので、モウトリコデスヨ!
成長が楽しみですね!

投稿: じょにお | 2009.12.25 13:22

>@闘吏さま
ありがとうございます。子どもが来たことで、さらなるやしち語録の拡大ができることでしょう。
@闘吏さんもよいお年を!

>じょにおさま
お仕事お疲れ様ですー。
笑顔とか言葉とか出てくると楽しくてしょうがないでしょうねぇ。息子はまだ新生児特有の虫笑いってやつですが、たまに妙にタイミング合うことがあって、本当は分かってやってる?と思ったりします<親バカ

投稿: うらべっち | 2009.12.25 17:47

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