ねぶたの家でITと仕事と地方在住について考えた(2:リチャージ社志水代表のお話)
前回記事ねぶたの家でITと仕事と地方在住について考えた(1:クラウドワークス社吉田代表のお話)、の続き。
もっとコンパクトに書きます、たぶん。
<志水 哲也(株式会社リチャージ代表取締役)さんのお話しまとめ>
沖縄県の宮古島で2013年に会社を興した。昨日、宮古島の気温25度、到着した青森5度。
Re:charge project
家族が揃ってテレビを見る「お茶の間」はインターネットの情報洪水に押し流された。
わたしたちが子どもの頃と比べて、500倍の量の情報が押し寄せている。
インターネットで「つながる」時代、心のつながりは?
IT企業で働く人のうつ病発症率は他業種の2倍。
・満員電車で片道1~1.5時間、往復2~3時間の満員電車通勤
・希薄な人間関係
・長時間勤務、タスク管理等のストレス、常に技術更新が必要、自分のスキルの将来性への不安が絶えずある。
IT企業、技術者は創造的なワークプレイス(働く場)を必要としている。
心身が疲労しても、簡単に海外などで長期休養するわけにもいかない現状。
働きながら、自然の癒やし+人々とのつながりで創造性を取り戻す(リチャージする)場の提供をしていきたい。
どうして宮古島でできる?
・LCC就航で安くなった移動コスト
・都会に不足する自然や人間関係の豊かさ
・どこでも仕事ができるクラウド(WEB)のインフラ整備
宮古島=地方の課題
・大規模な産業がない→就業の場、教育の場が少ない
・雇用問題、低所得
・教育機会の少なさ
・若年者の流出(都市部で教育を受けても、戻ってきて就労する場が無い)
宮古島=地方の強み
・都市圏のニーズに応えられるクラウドのインフラが揃ってきた
・都会に比べて安価な開発コスト
・IT技術者は今後不足する=若者の安定的な収入源に
・先進的なIT技術者を集められる豊かな自然と人間関係
「南の島で、遊ぶ、寝転ぶ、仕事する」
(宮古島写真素材|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそに写真提供もしている)
合併されて使わなくなった町役場庁舎のコワーキングワークスペース。Wi-fi(無線LAN)完備。議場で仕事できる。
宮古島に行ってくることでスタッフが元気になる仕組み作り。
生活をともにするシェアハウスも準備、Wi-fi完備のカフェ「Re:charge Cafe BREATHE」もある。
島の生活を直接支援できるプロボノ活動。
(※プロボノ=専門家がスキルを活かして行うボランティア)
トライアスロン大会への支援をした。
「宮古島トライアスロン大会」配送最適化 実証実験レポート:iPhone+GPS+HTML5が支えたトライアスロン大会 (1/2) - @IT
すぐ目の前の人から感謝をされる実感が技術者に必要。
変えていくのは、「よそ者、ばか者、若者」
名古屋が本拠地の志水さんと、島民、移住者が組んでいる。
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…クラウドワークス吉田さんのお話しに比べて、メモが断片的ですね。
志水さんのお話しは、出だしのお茶の間の説明から、最後の「宮古島の市長に行った10分間のプレゼン」まで、実に楽しい仕掛けがある語りで、笑ったり泣いたりしててあまりタイピングしてませんでした。
特に最後のプレゼンは、最前列でなければ涙ボーボーでした。
すぐ休憩になったので、しばらくロビーで深呼吸しつつクリームパンを食べて平常心を取り戻しました。
このへん、パネルディスカッションと質疑応答の内容から自分の感想とからめて、また次回に書きます。(まだ続くよ!?)
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