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2015年1月

2015.01.31

はじめてのクラウドファンディング(支援者として)。

高知のNPO法人「輝くいのち」より、お便りが届きました。

0131thakyou

これ、クラウドファンディングmoonshot(ムーンショット)を通じて、こんなプロジェクトを支援していた人に送られるサンキューレターです。

高知発、社会のためにふんどしをしめよう!タイの貧困地区の子ども達に教育と仕事を! NPO法人「輝くいのち」
Moonshot

募集されていた目標金額を達成されたので、プロジェクトがスタートしています。
支援者へのリターン(見返り)として、春にはバンブーコットン製で草木染めのふんどしが届きます。

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前から気になっていたんです、ふんどし。
ここはイケダハヤト氏の宣伝にのってみました。
イケダハヤトも愛用!クラウドファンディングに出資すると、めちゃくちゃ快適なふんどしが手に入ります : まだ東京で消耗してるの?

クラウドファンディング、ここ1~2年でずいぶん身近になりました。
小さな個人や団体が、
「こういうことをやりたい、つくりたい!」
と、ネットで言挙げをし、共感した人たちからの出資を募る。
目標金額に達すると、出資した支援者は、その金額に応じた製品や入場券などがリターンとして受け取れることが多い。
と、わたしはざっくり理解しています。
今調べたら、こちらのサイトがわかりやすかったです。
クラウドファンディングとは|基本的な知識とメリットについての解説

ちなみに、目標金額に達しなければ、出資金は支援者の手元に戻ります。
また、新しい製品を作るプロジェクトなどの場合、資金は目標に達して支払われたけど、様々な事情で製品化に至らなかったという場合もあるそうです。
ネットショップで既製品を買うのとは違う点を、支援者になる人は理解しておいた方がいいですね。

県内では、このブログでも紹介しているおやさいクレヨンvegetaboが、日本初のクラウドファンディングREADYFOR?を利用して、最初の資金集めをされています。
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農業と地域活性化に貢献する、口にしても安心安全なクレヨンを!(キムラナオコ) - READYFOR?

おやさいクレヨンは発売されてから多くのメディアにも紹介されて、今は第3シーズンが販売中です。
パッケージがまたかわいい。


そして、わたしがいま注目しているのは、こちら↓

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つるプロ発!リアル×ネットの作家イベントでmade in鶴田を日本中に広めたい! | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)

青森県の鶴田町でハンドメイドのイベントを、町の空き店舗とネットとで同時開催!するそうです。
起案者は、このブログでリネンストールを紹介した岡詩子さんたち「つるた街プロジェクト」。
若者は動きが早い!
人口約14,000人の町から、この町の魅力を世界に発信していく。届けていく。
動画を見ても、写真を見ても、今回のイベントでハンドメイド作品を出品されている方の、1人1人の表情やこだわりが感じられて、とても作品を手にしたくなるし、会いたくなりますね。
普通の町のおばちゃん(失礼!)から、こんなに自然で魅力的な表情や言葉を撮れるのは、地元の若者ならではでしょう。


小さな団体が小さな個人から支援を募る仕組み、メリットも、たぶんリスクもある。
でも、マスメディアに注目されなくても、自分達から仕掛け始めていけるのは面白くてわくわくします。

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2015.01.23

はじめての青色申告:準備編1

弘前税務署から確定申告の書類が届きました。

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さいとうサポート、はじめての青色申告。

退職した会社の分は源泉徴収票をもらってあるからよい。
今迄の経費は、会社を辞めると心に決めた春頃からレシート類をためているのでいいでしょう。

でも、会計ソフトに入力するのは、いつから入れたらいいのでしょう??
開業日は11月11日だけど、その前から細々と収入も支出もあります。
Google先生に聞くと、教えてgooとか知恵袋とか出てくるけど、一番確実にということ税務署に電話しました。
結果、平成26年中の商売に関する収入・支出があった日から入力するそうです。
つまり、開業する前の11月11日より前の、春あたりからレシートがあるので、その辺から入れればいいらしい。

じゃあ、やりますか。

会計ソフトは「やよいの青色申告オンライン」にしました。
前に同じく会計のクラウドサービスfreeeも登録していて、チャットサポートとかがあるのが魅力的でした。

でも、やよいの方が初年度無料だし、なにしろ大手だし。
自分だけなら好きなのを使えばいいけれど、事務代行業やるなら、よく使われている「弥生会計」系の操作に慣れておいた方が、いいかな?と。



2年前に、ものすごくがんばって日商簿記3級を取得しておいてよかった。
逆境の受験。: Alternative Note
一番がんばったのは当日、会場にたどり着くことだったりしますが。
売掛金の振替伝票とか、そうだそうだと思い出しながら入力してます。

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2015.01.18

weba#026『10倍ラクするIllustrator仕事術』【弘前編】に参加しました

久々の真冬日、吹雪気味の土曜日に、土手町コミュニティパークで開催されたWeba#26『10倍ラクするIllustrator仕事術」弘前編に参加してきました。

講師は株式会社スイッチの鷹野雅弘氏。
鷹野雅弘プロフィール:株式会社スイッチ

チラシ・パンフレット等紙媒体の版下作りやWEBデザインでプロの現場で使われているAdobe社製のソフトIllustrator(イラストレーター)のセミナーです。
このソフト、プロ向けだけあって、初心者にはとっつきにくい。
同社製品のPhotoshop(フォトショップ)は、写真加工の際によく使いますが、まだメニューから内容が見当をつけることができます。画像の解像度とか、色調補正とか。詳しい機能は使ってないけど、デジカメの写真をWEBに載せたりする分には、とりあえずどうにかなります。

これがIllustratorだと、いきなりアートボードだのクローズパスだのオープンパスだの、アンカーがどうしただの、アピアランスだの、言葉がわからない世界に入ります。
本を買ったり、WEB上にあるガイドを読みながら、ちょっとずつ練習していたこのソフト、プロの現場で「10倍ラクする」仕事術を学べる、しかも弘前で!ということで、無謀にも参加してきました。

参加者は20名ほど、DTP(紙媒体)とWEB(ホームページ)の方が半々だったそうです。
わたしのようにIllustratorを、エクセルからPDFに書き出した療養費保険申請書類の修正とか、人形の服の型紙を作る時に使っている人はいないでしょうきっと。→オフセットで5mmの縫い代を自動的につけられるの便利。

午後から始まって休憩挟みつつ3時間超のロング講座。

結論から言えば、参加してとてもよかったです!
教習所でたとえると、まだオートマ車で走り始めたばかりのドライバーが、マニュアル車の坂道発進のコツとか、雪道運転のポイント、ライバルを抜き去るコーナーリングの話しまで聴いたようなものですが!
そういう技術があるってことを知るだけでも、Illustratorでできることの認識が拡がりました。
その内容を抜粋して勝手に載せちゃいます。
インプットしたことはアウトプットして身につける!

第1部『10倍ラクするIllustrator仕事術』
講師の鷹野さんが次々と繰り出すIllustratorの技の数々がとにかくすごかった。
DTPでもWEBでもすぐに使える便利な機能の紹介が、矢継ぎ早に出てくるので、ノートPC持ち込んで追いながら聴いていてもついて行けなくなることしばしば。
でも、後で参加者には動画配信もあるとのことで、安心しました。

その場ですぐに覚えられて便利だったのは、オブジェクトの再配色からハーモニーカラーをリンクして、ぐるぐる回すと色違いがすぐにできるよ、というもの。
いま、Illustratorの練習で、友達からイラストを送ってもらってトレースと色塗りをしているのですが、オブジェクトの再配色までは使ってました。ハーモニーカラーのリンク、こういうことに使えたんですね。
いま、この記事を書きながら再現できたので、これは覚えた!

Red_blue

赤と青のオブジェクトを再配色から編集して、ハーモニーカラーリンクしてからぐるっと回して、色を変えて青と緑へ。

Blue_green

…楽しい。

それから、キーボードショートカットの編集の仕方。
これもすぐに後追いできたので、不透明度の変化を数字の「5」で50%(半分透過)にすることができました。
ショートカットの一覧はテキスト書き出しできるそうなので、これは作ってながめて覚えていこう。
シンボル、スクリプト、アピアランスについては、
「そんな世界があるのか!!」
という段階なので、後でゆっくりやる。

第2部「効果の出るデザインとは」
架空の雑貨店のDMハガキを見本に、より集客効果が上がるデザインを考えます。
事前に資料も配付されていて、リデザインやってみてください、ということだったのですが、わたしは何をどうしてよいかわからず、そのままでした。
まずは、参加者同士2~3名のグループで、何が足りないか、どこをどうしたらよいかを出し合います。

わたしは隣がDTPの紙面広告作る方とフリーランスのWEBデザイナーの方でした。
ぱっとすぐに意見が出てくるのが、さすがです。

各グループからの発表後に、鷹野さんからのサジェスチョン。

「紙メディアの人は、ターゲット選定が弱い傾向がある。このDMを送付する相手が、既に来店している人だと、実は地図などなくてもいい。
もし地図をつけるなら、曲がり角や間違った時の目印をデフォルメした地図にする。駅から徒歩の所要時間が必要。
効果を測定する為にも、「ハガキを持参した方は~」など行動をうながす文言を入れる。」

誰に、何を、どうやって伝えるか、その結果、どうなりたいかを常に意識して作るのが大事ですね。
この後、逆にWEBの人が弱いと言われる文字詰め(カーニング)についてのセッションもありました。紙とWEB、両方を制作している鷹野さんならではの横断した内容でした。

第3部『Webで使うIllustrator』
紙媒体の方でよく使われてきたIllustratorですが、WEBを見る媒体の変化に合わせて、WEBでももっと使っていこう。
その為には、こんな機能を使って、こんなことができるよ、というお話し。
ええ、ファジーなまとめですみません。まだ人に伝えられるほど、理解できてないってことで。
文字組について、WEBフォントについて、CSS3とSVG形式について、の紹介がありました。
専門家ではないわたしですが、響いたのはこんな話し。
「スマートフォンの巨大化、タブレットのコンパクト化で境目がなくなっている。Android端末に至っては、現在12,000以上の機種があり、画面サイズ、解像度もばらばら。
1ドット=1ピクセルだったのが、1ドット=2ピクセルになり、さらに3ピクセルで描画するようになってきた。もう、画面なら72dpi、紙に印刷するなら300dpiという分け方ではなくなっている。」
ふえぇ。先端で常に変化する技術と向き合っている現場の方々に、本当に敬意を表します。

わたしは基本の仕事は事務屋ですが、内容を紐ほどくと簡単なパンフレットを作ったりホームページを作ったり、名刺を作ったり、とPCの使い方はかなり何でも屋です。
PCの他に、経理的な仕事もすれば、役所での書類手続き代行、電話応対もします。
スキルが広く浅くになりがちな中、専門職の方の話しにふれることで、もっともっと果てしない世界があることを実感します。
自分に必要なコツを選択しながら、もっと効率的に役立てるものを作っていきたい。
そんな風に思うセミナー参加でした。

0117takano3

終了後、講師の鷹野さんに著書にサインして記念撮影していただきました。
鷹野さん、主催のwebAさん、ありがとうございました。
きっと、自分の仕事に活かしていきます。あと、趣味のキセカエヤにも。

こちらの本、今回のセミナーの内容もあり、その他にもたくさんの技が収録されていて、すごいお得感あります。
Illustrator使っている方はおすすめ。レビューも高評価です。

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