ダンシャレンの冒険 四の巻「グッバイ・ウォーロック!」
ダンシャレンの冒険「ラスボスの間」とのたたかい、少しずつ進める。
TRPG関連の書籍、ノート、キャラクターシート類が書棚をかなり占めている。
見返してなつかしがるくらいで、今後も遊びそうなのはごくわずかなのだけど。
ある日、数十冊ある「ウォーロック」誌を、見返しつつ、とっておくかどうか仕分けた。
一冊一冊は薄いけれど、数十冊になると段ボール一箱分。
「送り雛は瑠璃色の」は文庫も新書も持ってるけど、初出掲載分もキープ。
ブックガイド、ビデオガイド、自分のキャラクターも参加していた読者投稿コーナー「二つの川の物語」総集編もキープ。
そうやって10冊を残し、40冊超を「読みたい人にゆずる」コーナーに移動。
オークションは面倒だったので、SNS通じて知人に呼びかけてみることにする。
しかし、読み返すと皆さんお若い。
業界自体ができあがっていく途中とあって、とても初々しい。学生さんもスタッフに入っているし。
まだイラスト類もあまりアニメ風じゃない。
パソコン通信や電話でロールプレイング・ゲームができるのが先端だったりする。そうそう、郵便でもやっていたっけ。本格的にやったことないけど、資料取り寄せたりはしていた。
「ウォーロック」誌を初めて買ったのは1988年10月号(vol.22)だった。(23年前!)
日高のS町にある祖父の家に遊びに行き、近所のショッピングセンターの書店にあった。
ファミコン「ドラゴン・クエスト」でロールプレイング・ゲームにはまり、ファミコン原作のゲームブックを買い、弟と自作ゲームブックを書くようになり、その資料として「RPG幻想辞典」を買い、そして「ウォーロック」誌を手に取った。
地元のT町にある小さな書店では取り扱いしていなかったので、はるばる車で40分以上かかるS町かT市で買っていた。
たしか、後になって地元の書店に取り寄せしてもらった気もする。
10年以上経ってその書店の息子(同級生)が「D&D」で遊んでいたのを知って驚いたものだが、それはまた別の話し。
ウォーロック誌は1992年3月号(vol.63)で突如休刊になる。
その突然っぷりは、連載記事はまだ続くで終わっていて、編集後記と表紙でしかさよならを告げられていなかったくらい。
何があったのかはわからないけれど、終盤の模索っぷりを見ると、色々大変だったのだろうと推察する。
「グッバイ・ウォーロック!」
と書かれた表紙を目にした時のぽかんとした気持ち。
最終号を読んでいて「え、ここで終わり?」と首をかしげた。
それで、なんとなくずっと転居のたびに持ち歩き、数年に一度くらいは見返していたけど、やっとそろそろこちらからもお別れ言えそう。
「グッバイ・ウォーロック! サンキュー!」
後日、ウォーロックとゲームブック二冊を詰めた段ボールは、RtoLつながりの友人に引き取っていただいた。
北海道→本州なので、送料だけでけっこうするけれど、快く引き取って楽しんでくださってよかった。
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