はじめての青色申告:色々迷ったけど、終わっちゃいました編
えっと、前回、青色申告の話しを書いたのは1月23日でしたね。
はじめての青色申告:準備編1: Alternative Note
で、経過を随時アップするつもりだったんですが…
……昨日、はじめての青色申告、提出完了しました!
……あれ?(笑)
なにぶん、新規の仕事が入ったりで忙しかったり、子どもと風邪引いたりしてたもので、レポート書くような余裕が無くてですね。
どうにか、昨日提出してきたわけです。
現地では受け取られるだけでした
弘前は市役所と税務署の近くにある観光館の多目的ホールが確定申告書作成会場でした。
さて、このホールに入って、プリントしてきた書類を専門家に見てもらおう。
何かおかしなところがあったら、今日は持ち帰って、明日でも明後日でも再チャレンジすればいいや!
と思ったのですが、
「あ、出来上がっている方はあちらですよ~」
と、係の方に外に誘導される。
「え、いえ、あの、初めての青色申告なので、おかしなところが無いか見てほしいんです、けど……」
「今日、こちらではその仕訳の内容までは細かくチェックしていませんので、もし何かあれば連絡が行きますから」
えーーーー。
そして、ホール外のロビーにある提出受付で、確定申告書の書類一式を出し、印鑑を押し、台紙に生命保険の確定申告用の証明書と、前の会社でもらった源泉徴収票を貼り付けて、
「はい、大丈夫ですね」
と数カ所を確認して受け取られました。たぶん、記入漏れとかを見られただけ。
「控えはありますか? あ、無い? じゃあ、受付はしましたということで」
ポンと受付印を押して受け取られました。
控えもプリントして行くべきだったんですね。
昨年11月11日に開業届けを税務署に出した時以来の、
「え、これだけ?」
感でした。
何も後から言われませんように!!
入力は「やよいの青色申告オンライン」で
前にも書いた通り、会計の入力は「やよいの青色申告オンライン」を使いました。
freeeも登録していたのだけど、もしかして、将来誰かの記帳入力をお手伝いすることがあるかもしれないので、大手の弥生会計系統で慣れておきたくて。
だいたいは、「かんたん取引入力」で、レシートをひたすら入力していけば済みました。
開業は11月ですが、4月あたりからキセカエヤの為の材料を「仕入」していたり、退職後から副業的に今の訪問マッサージの事務仕事をしていたので、その収入を入力したり。
事務代行業なのに「仕入」があるとか、謎ですかね。ドキドキ。一応、お金の出入りがあるものは入力したので、
リカちゃんキャッスルお人形教室:ミキちゃんマキちゃん\4,560も、「消耗品費」、クレジットカード利用だったので、「クレジットカード(個人)」を選んでおくと、「事業主借」として仕訳されてました。
いや、ちゃんとその後のイベントで、この子たちの服、けっこう売ってますからね? 事業収入になってますからね?(言い訳がましい)
実際、キセカエヤの部分なんて、材料費は数百円~数千円単位でやたら細かく、
売上も数百円から1万円代の間なので、利益もあるかないか。
まるっと無視してもよかったのかもしれません。
でも、小心者なので、2014年の収入支出に関しては、ほぼ細大漏らさず入力しました。
難関1:クレジットカードと口座が個人利用だった
ちょっと処理の仕方がわからなくてつまっていたのが、「クレジットカード」と「家事按分」でした。
クレジットカードも口座も、昨年の秋までは私的利用していたものを、だんだんと事業用にしています。
一応、けじめとして、開業前にいったん自分の口座からお金を全部下ろして、夫の口座に入れてから、開業資金として切りの良い金額を戻す、ということもやってます。
結局、入出金に関しては、開業前からつけてください、と税務署に問い合わせた時に言われたので、その手間も無になったような気もしました。
でも、「いま口座に入っているのは事業に関するお金」という仕切りはちゃんとできたので、残高の帳尻を合わせるのにはよかったです。
2015年度はちゃんと事業用口座として付けていこう。オンラインバンクも利用しているので、そのままデータを読み込ませることもできそうですね。
難関2:家賃光熱水道費、車両費の家事按分
自宅を事務所にしている場合は、家賃(賃貸の場合)や、光熱水道費、通信費も家事按分ができます。
家賃は、全体の床面積(引っ越し時に物件情報を見てる)から、事務所にしている6畳間の平米数の割合を出して、廊下など共有部分も按分して、20%を事業用としました。
PC、プリンタ、暖房など電気も使うので、電気と灯油も同様に。
ガス・水道代は事務代行業とは関係無いので、事業用には按分しませんでした。
また、昨秋に引っ越ししたのは、わたしが自宅で仕事をする為でもあるので、引っ越し費用も20%を事業用経費として、開業費に付けました。
通信費は、自分のPHSと、光回線が事業用。
特に固定回線は、引っ越しを機に自宅電話番号(夫が持っていた)は廃止し、事業用に新たにひかり電話の番号を引いているので、100%事業用経費にしています。
これらの引き落としが、夫の口座からだったり、わたしのクレジットカードで個人用口座から引き落としてたりしてたので、ちょっと仕訳が迷いました。
結局、「事業主借」でほとんど処理したけど、2015年度は変えた方がよいのかも…?
自動車のガソリン代は「車両費」。
これも、事業用で走っているのと、普段の保育園送迎や買い物とを分けて、ガソリン代などを按分しました。
車に積んであるメモ帳に、仕事で乗った時の乗車時走行距離と下車時走行距離をメモしておいて、
申告の入力時にいっきにExcelに入れて、比率を出しました。
このメモ帳、劇団の仕事で使っていた車から引き継いでいて、最初のページはなんと1999年頃です。ガソリン代が1リットル100円切ってたりしますよ?
この頃から、給油の時にはメモするクセがついていたので、昨年開業するあたりから、メモをつけておくことができました。
青森市とか、けっこう遠出していたので、7~8割ぐらいは事業用かな~?と思っていたのですが、
ならせば6割程度でした。保育園には近いのだけど、毎日の送迎って塵も積もれば…ですね。
そういったもろもろの家事按分処理は、すべての仕訳入力を終えて、確定申告をする段階になってから入力するメニューになります。
なので、仕訳入力してるうちはよくわからなかったので、いったん、入力途中のまま最後の行程まで進んで、全体を見渡してから、また戻って数字を入力して出し直す、といったことをやってました。
すると、仕訳の段階で分けた方がいいもの、次の段階で分けたらいいものがわかりました。見通し大事。
で、税金はどうなる?
そんな手間暇をかけたものの、じゃあ税金はどうなのよ?って言うと……
前の会社でパート給与から引かれていた数百円が戻ってきます。
というレベルでした。
まぁ、開業したばかりですからね。
それでも、色々足し合わせると事業の売上で100万くらい(経費引く前です)+退職前の給与40万くらいあったので、経費をきちんと申告して、青色申告特別控除65万円が受けられる青色申告にしてよかったです。
以上、はじめての青色申告のできるまで、でした。
ツッコミありませんように!
開業にあたって相談にのっていただいたひろさきビジネス支援センターの方々には、本当に感謝しています。
本では、有名どころですが、こちら↓が参考になりました。
店舗を持たない、自宅事務所の自営業者におすすめです。
イラストレーターの著者と、税理士さんとの掛け合いが、たまに黒くて笑いながら読めます。
しかし、細かいところ、色々と気になる…。
2015年度は1年間通じて記帳しなきゃいけないので、どこかでSOHO向け、おうち起業、主婦起業、ママ起業向けのセミナーとか相談会とか行ってみたいですね。
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